ただそれだけ。

ただそれだけ。
桜島2020元旦

世の中では様々なことが次々と起こり、想定外の現実に衝撃を受けて落ち込んだり不安になったり。
やっとそれを乗り越えたと思ったらまた次の波が襲ってくる。
時代の大きな流れに飲み込まれて、為す術もなくその渦の中に巻き込まれていく。

次はどうしたらいいのか? これからどう生きていけばいいのか…?


鹿児島に来て2年9ヶ月。
来て2ヶ月後には、最初の感染者がフェリーで鹿児島に寄港し、市内観光したと報じられました。
そのときはまさか今のような状態になるとは全く想像してなかったし、まだまだ楽観的でした。

それからは…
何か起こるたびに右往左往。
なぜ?どうして?本当に?どうしてそうなるの?うそでしょ?!もう、どうしたらいいかわからない!!

毎回ガツンと頭を殴られるほどの衝撃を受ける毎日。
さすがの私も、本当に「なぜそうなってしまったのか、何をどうやったらいいのか、何から手をつけたらいいのか」と、いろいろなことが起こるたびに、心を痛め、落ち込み、泣いて、考えて、また泣いて、また考えて。


そうして、一つの結論に辿り着きました。

あぁ、大変だ!どうしよう!怖い!不安!って負のスパイラルに、自分を持っていくのはとっても簡単、あっという間です。
しかも一瞬で、その不安や恐怖を一気に大きくできちゃいます。
もちろん、私もそうです。


でもね、せっかく同じ時間を過ごすなら、自分なりに工夫してみようかと思ったのです。

だっていつ死ぬかわからないんですもん。
何が起こるかわからない世の中だけど、確実に100%と言えることはただひとつ。
死だけは誰にも平等にやってきます。
いい人も悪い人も、若かろうがどんなに元気だろうが、どんなにお金持ちでも、たとえ強大な権力を持っていようとも、生きとし生けるものには死が訪れます。


だとしたら、今を愉しまなきゃ!
いやいや、無理!!そんなことできる状況じゃないでしょ?
わかります、わかりますよ。
でもね、そういうときだからこそ、愉しむんです!
あえて逆の方、逆の方へ向かうのです。

いかに小さな力で、いかに誰もいないような逆の方へ行けるか。
こういうとき、ひねくれ者の底力が結構いい働きをしてくれます(笑)


○○に反対―!!とデモ行進するとか、いろいろな活動に署名するとか、チラシを配ったり街頭演説するとか…
それもこれもとっても素敵な活動ですが、そこはひねくれ者の私です。

こんなときだからこそ、だからこそいいものを。

お米を変えて、お塩を変えて、梅干し、糠漬けを漬けて、甘麹、醤油麹、たまねぎ麴、一晩麹味噌も取り揃えて、美味しいと思ったものを美味しく料理して。

よく食べて、よく寝て、畑でしっかりアーシングしてたっぷり日を浴びて、好きな音楽を聴きながらゆったりヨガで体をほぐして。

自分が違和感を持ったり、イヤだと思ったりしたことから少しずつ離れて。
今できること、今やりたいこと、今しかできないことをひとつずつやっていく。

人に何か意見を言う必要もなく、もちろん他人を変える必要もなければ、人と争う必要もない。
ただただ穏やかに健やかに、自分のご機嫌を取ってあげる。

ただそれだけ。


よく、お金がないし時間もない、あなたみたいにできないから、あなたみたいに強くないからって言われます。

でもね、やるかやらないか、だけです。
行動に起こすかどうか、一歩を踏み出すかどうか、です。
変えるかどうか、なのです。

誰のせいでもなく、誰から言われたからでなく、自分の頭で考えて、自分で意見をかためて、自分で動いていく、だけです。

その連続です。

だから、誰かのせいでやることもないし、誰かのためにしてることもない。
だって全部自分がやりたいことだから。


自分の直感に従って、やりたいことを、やりたいときに。
ただそれだけ。

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