あいさつ
ハグ

語学学校のクラスが上がっていくと、少しずつヨーロッパのクラスメイトが増えてきます。
そうすると、初めましての握手やハグをする機会も増えてきます。

握手は、あいさつでする機会が増えるだろうと、ぐっと力を入れて!というポイントを下調べしていました。
ですが、ハグは、まさかあんな頻繁にあいさつでするとは思ってなかったので、まったくノーマーク!
最初はかなり戸惑いましたー!!


顔が重ならないように、相手とは逆の方向に顔を向けないといけないとわかっているのですが、なぜかつられて同じ方向に顔を向けてしまい、お互いに同じ方に行ったり来たり。
よく、道を譲るときに一緒に左右してしまう、あれのハグバージョンをしてしまうのです。

ただでさえ緊張するのに、一緒に左右してしまい、お互いちょっと苦笑い。そしてちょっと気まずい。
だからハグはちょっと苦手でした…


そこで、一つの作戦を考えて実行。
相手が近づいてきてハグかな?と思ったら、自分から顔をオーバーなくらい右に傾けるようにしてみました。
そうすると、とてもスムーズにハグできたのです!

日本ではハグする習慣がないから、ほんとドギマギしちゃいますよねぇ。
しかもだいたい初対面の人とですし…
でも、オーバーなくらい右!作戦で、”一緒に左右で苦笑い…”がなくなったので、苦手意識もなくなりました。


そして次なる関門、チークキス。
する人しない人いろいろで、方法もさまざま。なので、これもかなり戸惑います!!

頬同士をくっつけるだけの人、くっつけて効果音をつける人、軽くキスする人。
ハグで終了!かと思いきや、顔をガシッとつかまれて、ぶちゅ!ぶちゅ!とされたり、ちゃんとキスして!と頬を差し出されたり…

そこで、ハグしたら、とにかく先に頬をくっつけるようにしてみました。
そうすると、相手もそれに倣ってくれます。
ドギマギしてしまう前に、ここでも先手必勝方式!!

オーストラリアとカナダでは、肩と鎖骨あたりをくっつけて、背中をパンパンとたたき合うハグでした。
ですが、イタリア語の先生曰く、それはアメリカンスタイルで、イタリアでは上半身しっかりくっつけて、両手はギュッと力をこめるんだそう。
私はオーストラリアとカナダのクセでどうしてもパンパンと背中をたたいてしまい、背中はたたかない!とよく注意されていました。


ハグもチークキスもなかなか奥深い…

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