一人暮らしの世話好きなおばあちゃんの家にホームステイして2週間。
セイラの夜遊びが頻繁になってきてとても心配だわ…とか、それはbringじゃなくてtakeよ!とか、ちょっとずつ会話にも慣れてきたころ、おばあちゃんのお引っ越しが決まります。
おとなりニュージーランドへのお引っ越し。
もともとホームステイは3ヶ月お願いしていました。せっかくおばあちゃんの英語にも慣れてきて、これから!ってときなのに残念だなぁ…
そんな私の気持ちとは裏腹に、おばあちゃんはお引っ越しでウキウキです。
私の次のお宿(シティから徒歩圏内の女性専用シェアハウス)もすでに探してくれていました。
おばあちゃんは、お料理好きで手作り好き。毎日手作りでご飯を作ってくれてました。
ときには、バターたっぷり、お砂糖たっぷりの頭がキーンとするくらい甘い甘いスイーツも。
初日に渡したお土産の和柄模様の布は、この模様素敵ね!ととっても気に入ってくれて、素敵なティーポットカバーに変身させてくれました。
おばあちゃんじゃなかったらホームシックですぐ日本に帰ってしまっていたかもしれないし、そのあとのワーキングホリデー生活も経験できなかったかもしれない…
ありがとう!!おばあちゃん!!!
感謝しても感謝しきれなおばあちゃん。ただ一つの心残りが…
ある日の夜ごはん。いつものように準備のお手伝い。
今日はパスタよ!これを運んでちょうだいね。あとこれはこれと一緒にね!
うん…?あれ??このパスタすごく大きくない?海外のパスタだから大きめのサイズなのかな…?
不思議に思いつつも、一口パクリ。
うぅん?!なんじゃこりゃーーー!?
おばあちゃん!パスタのびちゃってるよぉぉぉ!!!
生まれて初めての「のびのびパスタ」。
本当に衝撃的です。
なぜアルデンテなのか、よーくわかりました。
パスタはアルデンテだからこそ美味しい!!
今なら、アルデンテにした方がおいしいよ!と、やんわり説明できますが、当時の私にはなにせハードルが高すぎた… そしてなにより「のびのびパスタ」の衝撃が強すぎて、言葉が一切出ませんでした!
おばあちゃんに、アルデンテパスタのおいしさを伝えられたらよかったのになぁ…