今となっては、何がきっかけだったのか思い出せないのですが、たしか語学学校全体の集まりがあったときか、クラス合同の授業があったときだったか…
隣のクラスに、50代の日本人の方がいらっしゃいました。
あるとき、学校の日本人を十数人、滞在先のコンドミニアムに招待してくれたことがありました。
その方は、高卒ではあったものの大企業の役員をこなし、早期退職でお蕎麦屋さんを、たしかシンガポールでやりたいと英語を学びに来ていました。
とても努力家で、学校の予習復習を何時間もしているとのお話を聞いて、私、まだまだ努力が足りない!!ホームシックになってる場合じゃないじゃん!!!と、とてもやる気に。
まだホームシックでドーンと沈んでいたころで、私がかなり暗い表情をしていたのかもしれません。
いつでも話聞きますよ!一緒に頑張りましょう!!とおっしゃっていただき、大変お気遣いいただきました。
集まりに来ていた他クラスの日本人のみなさんとは、その日が初めましてでしたが、いろいろな不安や悩みをたくさん話すことができて、とてもほっとしたのを覚えています。
会話ができるって、本当に大きな部分を占めているんだなぁ…としみじみ感じ、沈んでいた気持ちがちょっと軽くなった1日でした。
その後も、事あるごとに声をかけていただいたり励ましていただいたり。
ご本人にはお伝えしてないのですが、心の中で勝手にケアンズのお父さんと呼んでいました!
少しずつ友達も増え、おばあちゃんやブラジル人のセイラとの会話もほんの少しだけ慣れてきたそんなころ、突如ホームステイが終わることになります。