ヨガを始めて、自分の体のいろいろなことに気が付きました。
呼吸もその一つ。
小さい頃から喘息気味だった私。
喘息のときは、とにかく吸うことに全身全霊かけないと息が吸えないので、ひと呼吸ひと呼吸、本当に必死です。
それに比べて、普段の呼吸ってあまり意識することなかったなぁと思うのです。
常に呼吸を意識するヨガのレッスン。
続けていくうちに、普段でも呼吸に意識を向けることが増えました。
そうすると、自分の呼吸のクセ、こういうときは呼吸が浅くなりがちなど、いろいろ見えてきます。
いつも呼吸がかなり浅い。しかもたまに気付くと息を止めている…
息を吐ききってしばらく息を吸わないのです。
あれ?息、してない…? え?!私、大丈夫…??
どうやら、吸うのが苦手なようです。普段の呼吸が浅いので、横隔膜をうまく使えないらしいのです。
悲しいこと、辛いこと、苦しいこと、怒っているとき、イライラしているとき、そんなとき呼吸が浅くなりがちです。とくに今は、人との接触が制限されたりで、普段より孤独を感じやすく、悲しみや苦しみをより重く感じてしまう…
そんなとき、ほんの2~3回でもいいので、細く長く呼吸してみてください。
まず唇を小さくすぼめて、細く長ーく吐き出します。ゆっくりゆっくりと吐き出して行きます。
肺が空っぽになるまで吐き出します。
吸うときも、細く長ーくです。
鼻からゆっくり吸っていきます。
肺を満たしたら、横隔膜を持ち上げるようにしてさらに吸い入れていきます。
もうこれ以上肺に空気が入らない!ってところまで吸えたら、またゆっくり時間をかけて吐き出していきます。
もし大丈夫そうなら、軽く目を閉じて。
自分の呼吸に耳を澄ませて、呼吸の音を聞いていきます。
これを何回か繰り返していきます。
繰り返していくうちに、少しずつピリピリと張りつめていたもの、重く凝り固まったものがほぐれていきます。
無理に元気になったり、ポジティブになったりする必要はありません。
何回かゆっくり呼吸する。
それだけで、ちょっと違う見方ができるようになるかもしれません。